丸大扇屋コレクション ガラス瓶物語
300年をこえる歴史を持つ町屋・丸大扇屋。そこに息づくガラス瓶にも深い歴史を感じる。そのコレクションを紹介します。
〔資料提供:文教の杜〕
インク瓶 サイエンスインキ 昭和 木製のふたが付いている。
食材瓶 トマトケチャップ 昭和初期 「愛知県ソース工業会員
愛知県知多郡八幡町深谷藤太郎」の名前が見える
食材瓶 マヨネーズ10g入り 昭和初期 大正8年に食品工業(株)設立、
大正14年マヨネーズ製造開始、昭和32年に会社名をキューピー(株)に。
マスコットのキューピーのデザインはほとんど変わっていない。左手で瓶を
持ち、右手でスプーンを持ってすくい取る、持ちやすく滑らないようにデザ
インされた姿は美しくもあり見事 KEWPIE BRAND Mayonnaise Sauce
薬瓶 時代不詳
丸瓶 時代不詳 底に菱にFSのマーク
薬瓶 時代不詳 脇に目盛、気泡が多く入っている。器形が美しい
角瓶 時代不詳 底にNのマーク
丸瓶 時代不詳 底にス3号の文字
丸瓶 時代不詳
丸瓶 時代不詳 底に2410の文字
牛乳瓶 時代不詳 「全乳 十八竕(デシリットル)」の文字
丸瓶 時代不詳
薬瓶 時代不詳 「ヘルプ 定僭金参拾銭」の文字
目薬瓶 時代不詳 EYE LOTION ROHTOの文字
目薬瓶 大正時代 「池田模範堂」の銘。ムヒが有名
薬瓶 大正時代 六角 「博盛堂 一滴奇効 精神薬 健胃腸」の文字
薬瓶 梅干精 時代不詳 表に「梅干精/専売特許/携帯至便/陸軍糧秣
廠買上」。裏に効能書き。 ※糧秣(りょうまつ)軍隊で兵の糧食と馬のまぐさのこと
薬瓶裏の効能書き
椿油瓶 時代不詳 東京井善製
和洋折衷のデザインが美しい 商品名は「為徒々油(いづつあぶら) 井善は
有名なみずあぶらの店だった
椿油瓶ラベル
薬瓶 昭和初期 桑島眼科醫院(長井市)の銘
薬瓶 時代不詳 無名
養毛剤瓶 昭和初期 ワカミズという養毛剤 大日本雄弁會講談社を社名
にしたのは大正14年からで、講談社に社名変更したのは昭和33年。講談
社で養毛剤を売っていたとは驚き 瓶やレッテルのデザインもなかなか洗
練されている
薬瓶 時代不詳 吉川醫院(長井市)の銘
日焼け止めクリーム瓶 大正時代 レッテルは水着姿の女性の図に文字の
全てが英語で書かれている 「WEATHER OIL A PERFECT
SKIN OIL FOR ATHLETES. USEFUL FOR SPORT
ALL YEAR ROUND THE HILL PHARMACY
TOKYO YOKOHAMA」
クリーム瓶ラベル
ジュース瓶 昭和20年の張り紙があり終戦間際に作ったおとぎり酒が
入っていた 裏にリンゴジュースの効能書きがある 製造は山形県小松町
(現川西町)大武工業謹製とある