長井市 広報マンが写した半世紀2
昭和29年11月15日、長井市が誕生した。往時の広報マンが記録した写真が、ここ文教の杜に収蔵されている。コマ数にして2万枚。その中から昭和30年代の暮らしと町の風景を紹介します。
(提供:文教の杜ながい/長井市/小口昭氏)
■市役所前の舗装工事 工事の手袋がすごい 遠く長井小校庭に2年前に建った「慈愛像」が見える (昭和34年秋)
■米の供出 長井駅前の農協で 今ではめったにお目にかかれない米俵 収穫の喜びが伝わってくる
■秋の交通安全 長井小学校児童の鼓笛隊パレード (昭和36年10月13日)
■秋の交通安全パレード 児童の下校時間に合わせたものか多くの子供たちが写っている (昭和36年10月13日)
■中央十字路 自家用車は庶民にはほど遠く もっぱら自転車が庶民の足だった 時間は昼時か (昭和35年)
■レコード屋さん 駅前のレコード屋さんの店前 33回転のLPレコードが普及してきた頃だ (昭和36年頃)
■駅前の売り出し 旧暦の正月 駅前の売り出しの様子 天幕を張った出店が並んでいる ひとごみがすごい
■中央十字路から 駅前方面を望む 左の鉄塔は電柱 十字路にあり縦横に張られた電線の接触を防ぐため高くしたものか
■中央十字路の様子 中央十字路を往来するバス 右手のバスはエンジンが車体の前にあるボンネットバスだ (昭和35年頃)
■歓迎アーチ 駅前に ネオンサインがまばゆかった 酒の銘柄はなぜか市外のものばかり 中央上部には市章のかわりに6地区を表す〇を6個あわせたデザイン そのなかに長の文字 市章が制作されたのが昭和38年で長沼孝三作 (昭和35年)
■歓迎アーチ表側 駅のほうから見たアーチ こちら側には地元の銘柄が
■消防大会 駅前通りで市の消防大会が開かれた 左手の電信柱には作業用の足場がついている (昭和36年5月7日)
■分列行進 駅前での第11回山形県消防大会分列行進の様子 (昭和35年6月26日)
■キャラバンカー 中央十字路で山交のニュースカー「うぐいす号」を仕立て あやめ祭りの宣伝をしている 屋根には大きなスピーカー (昭和33年)
■昼前の中央十字路 道路が広く見える 小さく「うぐいす号」が写っている (昭和33年)
■声援 長井中学校の生徒が大会旗を持って走っている 沿道の人が声援をおくっている (昭和32年頃)
■中央十字路 夏の風景 影の位置から真昼に近い バスの前に風を入れる窓がついている (昭和33年頃)
■山ほどのおかず 30円で山ほどのおかずが買えると書いてある 当時の米価で換算すると約120円くらい (昭和33年頃)
■消防署から 消防署の火の見櫓から中央十字路を見下ろす 季節は冬だが雪は少ない
■駐禁の標識 昭和36年4月1日から駐車禁止となった本町通り 標識に英語が見えるが戦後進駐軍がいたことのなごり
■横断幕 本町通りに春の交通安全の横断幕 人は右車は左だけどちょっとバラバラ (昭和35年4月)
■中央十字路から北 ハンドバックもって 現在のあやめ交番の前付近から撮る (昭和31年頃)
■夕暮れどき 本町通り この時間帯は自動車はほとんど走っていない (昭和33年頃)
■点滅信号機 館町南の点滅信号機 珍しく乗用車が写っている (昭和33年頃)
■あら町通り 新庁舎落成記念で自衛隊のブラスバンドの街頭行進 (昭和33年11月4日)
■あら町 薬師寺前につつじ公園入口の歓迎アーチが作られた (昭和31年頃)
■コンクール 警察署前で案山子コンクール(栄町) おかぁさん下駄を履いてこの自転車に乗るとは
■県都市訪問縦断 現在の県縦断駅伝の前身 栄町をスタート (昭和31年5月20日)
■地区駅伝 県都市訪問縦断と同じ場所 消防署の火の見櫓が見える (昭和35年9月23日)
■十日町郵便局 三角屋根で目印になる建物だった 昭和61年頃道路拡張のため北に移転した (昭和30年頃)
■雪割り除雪 春になると地区民総出で道路の雪を割りトラックで排雪した (昭和36年3月6日)
■稚児行列 脇を歩くのは親御さんのようだ 少年の表情が神妙だが何か訳がありそう 栄町
■道路でマリつき 自転車が道の真ん中を走っている 道路にセンターラインが無い この写真は市報で交通ルールを守ろうキャンペーンで使用 人は右車は左を一生懸命PRした時代 (昭和35年)
■バスの前 市民の足はもっぱら自転車とバス それにしてもゆったりしたものです 中央十字路(昭和35年頃)
■ほっと 雪割除雪 向こうに排泄してくれるトラックが待機している 十日町末広通り (昭和36年3月6日)