長井古写真物語 75 三橋美智也の長井盆唄
「長井市文教の杜」に保管している古写真のコレクションを紹介します。
長井でも、さまざまなあやめ祭りに係るレコードが発売され、中でも長井踊りのきっかけとなった唄が「長井盆唄」です。
制作のきっかけを作った人は、五十川出身の色摩辰雄さん。昭和38年、東京で活躍されている青年実業家・色摩氏が、郷土長井のために民謡制作にと200万円を贈られました。みんなに愛唱してもらうためにも、作詞作曲者・歌手は第一人者でなければと、三橋美智也と大津美子の唄、矢野亮作詩、吉田矢健治作曲のコンビでキングレコードから出すこととなりました。三橋が「長井盆唄」を、大津が「長井ブルース」をうたい、盆唄には踊りの振付も一緒に行われました。8月4日、発表会が長井中学校体育館で三橋・大津の二人を招いて催されました。
同じ年の8月16日、17日、18日の3日間、長井で初めての「長井祭り」が開催されます。このお祭りは、白山・皇大・總宮神社の祭りを一つにしたもので、その1日は長井パレードがスタートします。三橋美智也の唄う「長井盆唄」に合わせて目抜き通りを踊りました。これが長井踊りの始まりです。
(トップ写真は文教のコレクション「ガラス瓶」です)
2014.06.16:[歴史的建造物]