大正の長井 1
元禄7年に最上川舟運によって宮舟場が整備されて以来、飛躍的に商人町へと変貌する。明治・大正と時代は変わるが舟運は続く。大正となり、どのように長井は変わっていったか、年譜形式で紹介する。
大正1年9月
| 長井町で古川と松川の間に、町営の屠獣場を造る |
大正1年9月 |
当時の人商広告の一端。 日向屋/霰弾・砥石・板硝子・セメント・万金物・風呂店・和漢書籍・洋服付属品・英米自転車・砂糖・石油・官塩之売捌
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大正1年11月8日 |
長井町の運輸調べ 自動車1台・自転車160台・人力車44台・荷馬車5台・乗合馬車5台・積荷小車360台・川舟13隻・明治運送取扱店鍵屋運送店・内外通運KK社梅津伊利助運送・相沢人力車場
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大正1年11月 |
町内の主な官公署 西置賜郡役所・米沢区裁判所長井出張所・山形県蚕糸業取締所長井支所・長井税務署・長井警察署・長井郵便局・同十日町局・置賜織物同業組合事務所など
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大正1年
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長井軽便線工事着工
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大正1年11月11日 |
山形県織物同業組合連合会品評会・山形県園芸品評会が長井町・長井尋常高等小学校で開催。1週間
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大正2年5月16日
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長井町長に湯原弥三郎(上山出身)
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大正2年8月27日
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長井橋・時庭橋・手ノ子橋・松川橋が河川氾濫で流失
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大正2年10月18日
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赤湯梨郷間軽便鉄道開通。本日試運転。開通祝賀会は26日、宮内で開催
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大正2年 |
幾多の移転を経てままの上に「蠶業取締所」が設置された
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大正2年10月 |
本郡の中心で繁盛。旅館として、角万園・森・会津屋・和泉屋・西条屋・長井屋・塩釜屋など
角万旅館
森旅館
長井屋旅館
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大正3年3月5日
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あやめ公園が町営となる。面積2反歩くらいであやめも450株植える。宮公園をあやめ公園と命名する
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大正3年3月20日
| 東京上野で大正博覧会開催 |
大正3年3月
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今上陛下の即位記念事業として、松川沿岸八百余間(最上川左岸)の大堤防に数百本の桜樹を植える。旧堤防南古川橋から長井小学校東までの区間。つつじ公園東の堤防沿いには有志で献木した成木が植えられた |
大正3年10月3日 |
長井の電気事業計画認可 10月に「長井町電気使用料規則」制定
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大正3年11月15日 |
大正2年10月18日に赤湯梨郷間6.86kmに鉄道が敷かれ長井軽便鉄道と命名。大正3年11月15日には梨郷長井間11.5kmが開通、11年12月11日長井鮎貝間9.56km、鮎貝荒砥間2.64km、12年4月22日に長井線全線30.5kmが誕生した 長井駅開業と同時に、長井町に初めて電灯点る 軽便鉄道の開通で最上川舟運が終焉をむかえる
開通記念のゲート 奥に長井駅舎が見える
多くの人でにぎわった 北側は田圃
現中央十字路の風景 右側に時刻表看板と裸電球が下がる
長井小学校、着工 5月
町勢要覧より
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大正3年 |
大吟醸銘酒「小桜」でる 第百廿五銀行長井支店 設置年は不明
大正3年町勢要覧グラビアから
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大正4年3月22日
| 特設電話番号簿 |
大正4年4月
| 外田公園誕生 |
大正4年5月 |
長井小学校校舎落成
第2期の小学校校舎正面
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大正4年9月16日
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大正天皇即位記念御大典記念事業として、川原沢西光寺平5反歩、草岡白山森5反歩に杉苗3000本植栽
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大正4年10月25日 |
松川橋開通式
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大正4年11月12日 |
御大典記念事業として西置賜郡図書館を長井駅前に新築。開館
1階 物産陳列館内部
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大正5年9月 |
荒砥町の有志ら、5人乗りのアメリカの新車購入。長井・荒砥間の定期バスを始める。今の大型ハイヤー
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大正5年9月22日 |
山形県主催奥羽六県連合共進会開催で長井紬などを出品。10月31日まで。染織物416点、染物11点、図案32点、器具1点出品
当時の絵葉書袋
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大正5年12月
| 長井大橋竣工式 |